スズキ キャリー DA16T ブロアモーター交換と抜けないときのポイント解説

スズキ キャリー ブロアモーター交換

キャリー車両
スズキ キャリートラックのブロアモーター交換方法です。ブロアモーターはエアコンの風を発生されるファンの役割をしている部品で、故障すると異音が発生したり、風量が弱くなったりします。
キャリーのブロアモーターは運転席の足下から中央方向を覗くと取付が確認できると思います。見た感じ簡単に取り外せそうな感じに見えたのですが、ボディの凹凸に引っ掛かり、なかなか外せなくて苦労しましたので、皆さんの参考になればと思います。


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キャリーDA16Tブロアモーター交換

それでは、やっていきましょう。

ブロアモーター取り付けボルト取外し

運転席足下から中央のヒーターユニットを覗くとブロアモーターが確認できますので、手前のエアバッグのセンサーと配線を外し避けておきましょう。ブロアモーター取付ボルト3本を外し、本体を右に少し回すとブロアモーターが手前に抜けてきます。
キャリーブロアモーター交換4

ブロアモーター本体取り外し

ブロアモーターを手前に持ってくると、ちょうどエアバッグのセンサーが取り付けられていたあたりで引っ掛かり抜けません。
キャリーブロアモーター交換3
手を奥に入れ、ブロアモーターのファン部分を手で曲げてみることで抜くことに成功しました。
↓こんな感じです。
キャリーブロアモーター3

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新品部品確認

ブロアモーターが取外せたら、新品と比べてみましょう。なぜかというと、私が作業した時は部品が対策品に変更されているらしく、ブロアモーターの高さが変わっていたからです。
キャリーブロアモーター

新品取付

対策品のブロアモーターは対策前のようにファンの部分を手で変形させただけでは引っ掛かる部分を通過できなかったため、ヒーターユニットのナットを外しドライバーで少し浮かせて、すき間を作りました。
キャリーブロアモーター2 手前に引っ張るようにドライバー等を差し込み、割れない程度に浮かせましょう。
キャリーブロアモーター交換 あとは浮かせながら、ファンを手で変形させながら入れていきましょう。
配線・カプラー・エアバッグセンサー等を取り付けて完成です。
キャリーブロアモーター1

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まとめ

自動車部品は対策品に変更されている場合も多く、見積もり金額と実際の作業時間が割に合わなくなる時も少なくありません。今回のブロアモーターは整備書ではヒーターユニット脱着費用が含まれている工数でした。お客様の為に少しでも安く作業してあげようと努力するのが整備士ではありますが、見積もり以上の作業時間では採算が合わなくなるケースもあります。事前に確認しておくことも大事ですので注意しましょう。お疲れ様でした。

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