タイヤの亀裂・バーストの事例

自動車のタイヤの亀裂やバーストについての事例です。
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車検や定期点検、ガソリンスタンドで給油中などで、「タイヤの溝がありませんので早急に交換してください」とか「タイヤに亀裂がありますので車検に合格しません」なんて言われた経験がある方も多いのではないでしょうか。ここではタイヤの亀裂やバーストの事例を少しご紹介したいと思います。


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タイヤの亀裂

はじめに亀裂が入っているタイヤから説明しましょう。
タイヤ亀裂1 赤〇の部分に亀裂が入っているのが確認できると思います。
亀裂の原因は主に紫外線のよる経年劣化や空気圧不足での走行、洗車時の洗剤やタイヤワックス等が挙げられます。空気圧が不足した状態での過積載は劣化を早めますし、タイヤワックスを塗った状態で紫外線に当たるとタイヤはゴム製品なので劣化を早めてしまいます。またタイヤには劣化防止剤が含まれているのですが、年間走行距が少ないユーザーの場合この劣化防止剤の効果は低下するようです。(走行することにより中から新しい劣化防止剤が出てくるように作られているので、走行しないタイヤの場合は古い劣化防止剤が表面に残ったままになり劣化を防止できなくなる為)

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タイヤのバースト

次はタイヤのバーストの事例をご紹介します。
バーストは亀裂が進行した結果タイヤが裂けて破裂する現象ですが、亀裂は走行時に地面に接地する面(トレッド部)と、タイヤワックスを塗る側面(サイドウォール部)に入ります。
タイヤバースト2タイヤバースト1 画像はサイドウォール部の亀裂は進行しバーストしたタイヤです。おそらく一部分が破裂したのでしょうが、高速道路上だった為、側道に避難するまで空気が抜けた状態で走行したときにホイールでタイヤを切ってしまったと思われます。後輪タイヤだったため事故にはなりませんでしたが、これが前輪だったらと思うとゾっとしますね。

タイヤの内部バースト

次はタイヤの内部バーストについて説明します。
タイヤ内部バースト2-2 画像はタイヤの内部でバースト(タイヤ内部のワイヤーが切れてしまった状態)したものです。
赤〇の部分は膨らんでいるのが確認できると思います。タイヤの内部にはワイヤーは張り巡らされています。縁石のような段差に乗り上げた際に内部のワイヤーが切れてしまった場合にこのような現象が起こります。もちろん、このまま走行するとゴムに負担が掛かるため破裂します。経年劣化したタイヤに強い衝撃を与えるのはリスクもあるということですね。

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タイヤの片減り

次はタイヤの片減りについて説明します。
タイヤ片減り2 前輪のタイヤはハンドルと連動しています。自動車の旋回安定性を向上するために、言ってしまえば左折・右折時は変な角度で旋回しています。そのため前輪タイヤは内側が減ってしまう傾向にあります。パッと見はタイヤの溝があるように見えていても実は内側は摩耗していたりします。できれば均等にタイヤの溝を減らしたい人は多いでしょう。こまめに前後のタイヤを入れ替える(ローテーションする)ことで片減りを抑えることができますので、年1回はローテーションをお勧めします。

まとめ

自動車のタイヤのトラブルはJAF等のロードサービスでもトップ3に入るほど多いと言われています。走行前に自動車の使用者に義務付けられている運行前点検を行うことで、このタイヤのトラブルは減ってくると思います。少しでも気になったり、自分で見てもわからないという方は近くの整備工場やカーショップなどに相談してみましょう。タイヤは決して安くはりませんが、安心して車を使用するためには必要なことですからね。

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