キャンター AdBlue(アドブルー) エンジンオイル・ダイリューショントリップリセット作業手順
キャンター アドブルー車のエンジンオイル・ダイリューショントリップリセット作業手順です。
DPFの再生機能はポスト噴射を増やして生燃料をDPFに送り酸化触媒で再燃焼させることにより、すすを燃やします。その際、燃料の一部がシリンダー壁を通じてエンジンオイルに混ざってしまいます。エンジンオイルが燃料で希釈されるとオイル量が増加してしまう他、オイルの濃度も薄まってしまうことからエンジンオイルの交換が必要になります。キャンターはエンジンオイルの希釈値をECUで計算していますので、オイル交換毎にダイリューション(希釈)トリップのリセットが必要になります。リセット作業をしていない車両はエンジンチェックランプが点灯する恐れもありますので、エンジンオイル交換作業時は忘れずにリセットしましょう。
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エンジンオイル・ダイリューショントリップリセット作業手順
簡単ですので早速やってみましょう。IG/OFFからスタート
まずはIG/OFFにしましょう。IG/ON(エンジンは始動しない)でアクセルペダルを20秒間全開にします(床に当たるまで踏み込む)。
システムランプを確認する
20秒経過後アクセルペダルを踏み込んだままブレーキペダルを6回以上連続で踏み込みます。(踏んで離してを6回以上)上記のようにランプが10秒間点灯し消灯します。
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2分間待つ
『ENG SYS』ランプが消灯したら、IG/OFF(ロックの位置)で2分間待ちます。以上でリセット作業完了です。Sponsored Links
まとめ
エンジンオイル交換後にリセット作業が必要になる車両が増えてきています。メーターにスパナマークが出る車両はエンジンオイル交換時のリセット作業が必要な場合が多いです。ディーゼル車もメーター内に距離をカウントしている車両が多く、メーターにてリセットする車両がほとんどですが、キャンターはメーター内には距離が表示されないためリセットされているか確認できない構造です。エンジンオイル交換時は忘れずにリセットするようにしましょう。お疲れ様でした。Sponsored Links