キャンター4P10エンジンチェックランプ点灯修理 DPF差圧異常

キャンター エンジンチェックランプ点灯修理 DPF差圧異常

キャンター4P10のエンジンチェックランプ点灯修理について掲載しています。今回はDPFの差圧異常です。スキャンツールで自己診断をしたところ「DPFの差圧が低い」というダイアグコードがありました。実際に差圧をデータモニタで確認したところ、マイナスの数値になっていたため差圧パイプの詰まりと判断しました。差圧パイプの詰まりはよくある故障事例ですので、是非参考にしてください。


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キャンターDPF差圧異常

では、始めましょう。

スキャンツールでダイアグコード確認

スキャンツールを接続してダイアグコードを確認しましょう。今回も複数のダイアグコードがありましたが、差圧異常がありましたので、そこから診断していきました。
キャンター自己診断

データモニタで差圧確認

次はデータモニタで差圧の確認をしましょう。
無負荷状態でDPF温度が180℃あたりが理想です。アクセル全開でDPF差圧と読み取ります。
キャンターDPF差圧低い ダイアグコードであったようにDPF差圧がマイナスになっていました。

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差圧パイプを外して詰まりを確認する

DPF差圧がマイナスになることは正常な状態ではありえないので差圧パイプの詰まりが濃厚です。差圧パイプを外して確認します。
キャンターDPF差圧パイプ1 キャンターDPF差圧パイプ2 かなり詰まっていました。クリーナーやエアーブローして清掃しましょう。
パイプのL字になっている部分が詰まりやすいので念入りに清掃してください。
キャンターDPF差圧パイプ3 DPF側も清掃するのを忘れないようにしてください。
キャンターDPF詰まり

組み付け

清掃が終わったら組み付けてデーターモニタで差圧を再確認しましょう。
キャンターDPF差圧パイプ清掃後 キャンターDPF清掃後 キャンターDPF差圧パイプ清掃後

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まとめ

DPFの故障は頻繁に発生します。診断には時間が掛かりますし、故障が1つではない場合もあります。修理は高額になることが多く、時間もコストも掛かるイメージではないでしょうか。都内で使用している車両はDPFの詰まりが発生しやすく、予防整備として差圧パイプも定期的に清掃しておくといいのかもしれません。お疲れ様でした。

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